Versantスピーキング対策 : B2レベルを達成するために
Versantスピーキングテストには下記の6つのパートがあります。
Part A: Read Aloud
Part B: Repeat
Part C: Short Answer Questions
Part D: Sentence Builds
Part E: Story Retelling
Part F: Open Questions
各パートでは、受験者がどのくらい読むことができるか、どのくらい聞き取り繰り返すことができるか、どのくらい質問に解答できるかが評価されます。必要なスキルは、リスニング、リーディングそして理解力です。Versantスピーキングテストで高得点を取得するコツは、この3つのスキルを改善することです。
1. リスニングのコツ
・Versantスピーキングでは、リスニング力はPart B, C, Dで必ず必要になるスキルです。各パートにフォーカスしてリスニングの練習しておきましょう。
・Part Bでは、16個の文章を聞き取らなければなりません。そして、聞き取った文章をできるだけ正確に繰り返さなければなりません。難易度は、最初は2単語からなる文章、次に3単語からなる文章といったように徐々に難易度が上がっていきます。誤った解答をすると、次の問題で難易度が下がります。
ここで覚えておかなくてはならないことが２つあります。
a. 文章は、主にビジネスに関連した内容から出題されます。
b. もし完全な文章を繰り返すことができない場合、キーワードだけに注意を払ってみましょう。
・Part Cでは、24個の質問に対して解答しなければなりません。質問の文章は短く、解答も短い文章で解答します。文章の最後に２つの選択肢がある問題が多く出題されます。
・Part Dでは、並び替え問題が10個出題されます。受験者は、ごちゃまぜになっている単語やフレーズを聞き取らなければなりません。聞き取っている際に、即座に、主語、述語、目的語を把握しなければなりません。問題は、3つの単語からなる文章、4つの単語からなる文章が多く出題されます。
・Part Eでは、Retell(自分の言葉で要約する)すべき3つのストーリーが出題されます。このパートでは、主人公としてではなく、部外者(第三者)として俯瞰してストーリーをRetellしましょう。例えば、もし文章が、“Ana forgot her wallet at home”の場合、“There was a woman/girl named ‘Ana’ who forgot her wallet at home.”としてRetellします。加えて、すべてのストーリーは話すべき、状況(場面) / 筋書き(進行) / 問題 があることを覚えておきましょう。筋書きがどうなっているか理解しましょう。すべてを事細かに含める必要はありません。Story Retellingでは、主人公、主人公のシチュエーション/進行, エンディングを含めましょう。
・Part Fでは、解答すべき2つの質問が出題されます。1つ目の質問は、選択肢を選び、簡単に理由を説明して解答することが求められます。2つ目の質問では、そのtopicあるいはシチュエーションでの自身の意見を述べることを求められます。このパートでは質問のキーワードを覚えておくことが重要です。
2. リーディングのコツ
・Versantスピーキングテストが始まる前に、うまく発音できるように口馴しをしておきましょう。正確に読むことだけでなく、明確にはっきりと発音することが必要です。はっきりと文字や単語の音を発音できることが重要です。
・普段からリーディングの練習をするように心掛けよう。リーディングの練習には様々な方法があります。どんな本でもよいので短い段落を読む、オンライン上のリーディング教材を読むなど色々な方法があります。加えて、自分のリーディングを録音してみよう。録音を聞き直すことによって、発音の間違いや発音しづらい部分を認識することができます。
・読む際には正しいイントネーションを使いましょう。イントネーションは、音の高低や調子などのパターンを作り出します。このパターンにより、文章の意味や雰囲気が伝わります。単調に読むのは避けましょう。文章一つ一つに命を吹き込む気持ちで読みましょう。
・一つ一つの文字の発音を丁寧にしましょう。例えば、もしそれが”L”ならば、舌を巻くように発音するなどです。まずは、文字自体の発音、次にその文字が含まれる単語の発音、次にフレーズとともに発音する練習をしましょう。
・リラックスしましょう。読んでいる時に、神経質にならないようにしましょう。人の感情は、発音の仕方に影響を与えます。文章は画面に表示されています。落ち着いて自信を持って発音しましょう。
・Versantスピーキングテストにおいて、Par Aは最も簡単と考えられています。ある番号が指定され、それに対応する文章を読むだけです。このパートについては心配する必要はありません。
3. 理解力を改善するコツ
・理解力を上げる最初のコツはボキャブラリーを改善することです。すべての文章は単語やフレーズを含んでいます。ボキャブラリーが不足している場合、文章を理解し、解答するのに長い時間がかかってしまいます。
・テストの前に英文を読み、要約を作る練習をしましょう。オンラインには無数のソースがあります。加えて、新聞を読んで、知らない単語、フレーズ、イディオムを探してみましょう。入念に準備することにより、落ち着いて試験にのぞむことができます。
・物語あるいは文章を聞いているとき、いつも主題を探すようにしよう(いったいそれはどういうことなのか)。メインのアイデア(主題)を把握することはもっとも重要です。 物語や文章を聞いたあと、“What is it all about?”と自問自答してみてください。もし解答することができない場合、聞き取りに失敗しており、主題を把握することができていません。加えて、物語はたいていWh-questions(who, what, when, where, why, howで始まる質問)で答えることのできる内容を含んでいます。これらの解答をガイドとして使うことは、ストーリーリテリングする際に役立ちます。
・あなたのレベルにマッチする本あるいは教材を選びましょう。そして次回には、レベルを上げたものに挑戦しましょう。これによりしっかりと学習のペースを上げていくことができます。
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